蘇我入鹿と中臣鎌足*1に友情が成立……してます。
何故に!?と、突っ込みどころ満載なフィクションでした。
しかし、『乙巳の変(蘇我入鹿の暗殺)』って、
冷静に考えると怖いですね。
時の権力者が、公の場で暗殺されるんですから。
しかも、有力な皇位継承者に。
現代なら、今の総理大臣を
天皇が出席するような、園遊会か何かの一大セレモニー中に、
次に政権とりそうな野党の党首と皇太子が暗殺するんですからね。
しかも、その後その野党の党首が総理大臣になり、
大改革を起こす。
って、ことですからね。
待てばそのうち転がり込んでくるほど、
古代の継承権は生易しいものではありませんが、
何も、中大兄皇子が剣を握らなくても……とは、
思ってしまいますね。
血の塗られた手で政権を掌握するのは大変です。
古代は政教一致しすぎですから。
この後、古事記と日本書紀の二大『記紀』の編纂もあり、
どれが正しかったのかわかりません。
『記紀』の記述は当てになりませんから。
あれは勝者の歴史です。
『大兄』って、不思議な称号ですね。
太子も充分、不思議ですが。
皇位継承者を表す名前なんでしょうが、
大兄とつきながら、皇位を継いだとは限りませんし、
どういう括りなのかさっぱりわかりません。
史学科に行っとけばわかったかなぁ?
古代史は文献が少なくて、困りますなぁ(ーー゛)