soraの日記

統合失調症を抱える患者の備忘録

アンケートの結果を考察

 「常世」の音韻から「この世」を選んだ人も多そうですが、
 明解な理由をもって「この世」を選んだ人もいたようです。
 

 「トコ」は「永遠」を意味する古語ですが、
 何故『常』の字を当てるか。
 soraが学習していたころは、
 はっきりとした理由が見出せなかったんですよね。
 『常』の字を使うからこそ
 「変わらない」と言う意味になったと言う説も
 あながち悪くはない……って。
 以前も言及しましたが、資料が少ないんですよね、この時代。


 神仙思想以前の「常世」とは、
 どんなものだったのなのか?


 神仙思想(海の向こうの理想郷)は
 中国からの輸入品です。
 大和民族の『常世』とはどんなものだったのか。


 いずれにせよ。
 持統王朝以後は、『理想郷』あるいは『死後の世界』として、
 使われたいる例があるので、
 これ以後『常世』の変遷があるワケです。


 このアンケート中にK嬢からステキな意見が。
 古典にあまり詳しくないので、
 率直な言葉でした。

 永久に変わらない場所。
 お腹がすかないところ。
 きっと、楽しいところって感じがする。

 メールのやり取りの中で言葉です。


 やはり、トコヨの響きが「とこなしへ」を
 思い出させるようです。


 でも、それって『理想郷』ですが、
 『極楽浄土』でもあるんじゃあ……(笑)。
 西を挙げてくださった方も『西方浄土』ですかねぇ。


 漫画や小説の影響も捨て切れません。
 「孔雀王」、「十二国記」などでも、
 『常世』が出てきます。
 それらには、話の土台に仏教や道教が含まれていることに
 注意しなければなりません。


 さて、常世の言葉の意味ですが……。
 「はてな」と言う狭い世界の中ですが、
 『意味』が定義されました*1


 さて、常世の国に渡りましきY先生。


 どうやら、『常世』は『この世』のどこかにあるようです。
 歩いていったら、soraも『常世』に行けるかもしれません。
 ちょっと、暇がないので先生に会いにいけませんが(笑)
 今年は墓参りも出来ませんでしたので、
 お花代わりにこのアンケートを差し上げます。
 きっと、先生のことだから、
 千ぐらいの数では足りない。
 16万人ユーザーがいるんだったら、
 16万人に訊いて来い、と豪快に笑いそうですが。
 それとも、
 何を馬鹿なことをしたんだ。
 他人に訊いてどうする?
 自分の頭で考えろ、と怒られるかもしれませんね。

*1:あくまでも「はてな」千人の中です