ヘルプマークを見て、感じることは人それぞれ
東京の中心地であればあれほど徹底しているのですね。
ヘルプマークをつけたまま、電車に乗車したら、めちゃくちゃ疲れていそうな会社員の年配の男性が座席を譲ろうとしてくれました。
こちらはきちんと手すりにつかまれていて、一緒に友人といて、3駅程度で下車だったので「ありがとうございます。私は大丈夫です。そのまま座っていてください」と断りました。
ヘルプマークを出歩く時に鞄につけているのは、一人で外出時に意識不明になってぶっ倒れた時とかの緊急連絡先とか、救命士さんが発見してくれた時に対処してもらうためです。
本当は飲んでいる薬とか書きだした方がいいらしいんですが、書ききれなかったのです。
所持しているお薬手帳や障害者手帳を確認してもらうためか、スマートフォンでロック解除しなくてもできる『緊急通報』してもらうためです。
常時、飲んでいる薬の都合上、禁忌の組み合わせが多く、専門の医師や薬剤師でなければ、適当な薬を処方されたら、最悪、生命の危険があるからです。
被災した時に、同じか似たような薬を処方してくてもらえなければ、周囲の大迷惑なるだろう。というぐらいには重篤な精神病患者です。
あとは疲れている時とか、緊張度がMAXの時に空いている座席に座っていても、許してほしい時です。
もちろん妊娠中の方やベビーカーの方やワンオペ状態で子どもが複数いる方や、目に見える障害をお持ちの方や高齢の方で辛そうな方がいたら、席を立つことぐらいはします。
優先席に座りたいからではありません。
もちろん電車内がガラガラに空いていれば、優先席とか関係なく、座らせていただきますよ。
短距離なら乗り換えの都合上、座ることは少ないですが、各駅停車で長時間とか、喉が渇いていたり、薬の服用時間が迫っている時は座ります。
薬は決まった時間に飲まないと血中濃度が下がり、危険だからです。
飲んでいる薬が多い&小粒なので、ピルケースで必要分を持ち歩いていても、水筒なしでは、薬が定期的には飲めません。
立ったまま飲めるほど器用ではなく、できれば電車内でもできれば飲みたくないのです。
それぐらい小粒なんです。
テーブルがある座席で飲みたいぐらいです。
それでも処方通りに飲んでいると、たまに転がっていって、お店屋さんごっこになっちゃうのですが。
副作用に、指先の震えがあるので。
緊張すればするほど、物がつかむのが難しくなるのです。
それを押さえるためのてんかん用の薬も処方されています。
ヘルプマークをつけている人は、それぞれ事情があると思います。
悪質な方は一定はいると思います。
ですが、声が大きすぎる人の主張に賛同するのではなく、一度、自分自身に聴いてからにしてください。
あるいはヘルプマークをつけている方、ヘルプマークをつけている方が周囲や身内にいる方。
小さな声にも耳を傾けてください。
その上で、自ら判断して、行ったことなら、恥じ入る必要性はどこにもありません。
こういったことは道徳心というものだからです。
正しさの指針は、自分の中にしかありません。
責任を取るために、色々な意見を聴いてから、『私はこう思う』という行動に出るべきです。
一部の過激な発言に流されるのは愚の骨頂です。
それで社会的に恥をかくこともあります。
ちゃんと『私』という単語を使って発信してください。
間違っても『みんな』という不特定多数の単語を使ってはいけません。
それが責任をもって、発言をするということなのです。
日本国憲法によって法の下に『言論の自由』があります。
ですから、他者の人格を貶めるような品性のない単語を使って、発言をしなければ許されています。
素敵な法律だと思います。
この国は法治国家なのです。
自分と他者を分けて考えてください。
誰かが言っている、それを鵜吞みにしてはいけません。
きちんと『私』として、考えた末に、発言をしてください。
どんな結果になろうとも、考えて、『私』として発言した言葉は、よっぽどでなければ刑罰の対象にはならないでしょう。
もちろん公務員が公の場で、その肩書のまま『私(プライベート)』の発言は許されていません。
ですが、公務員とて人間です。
プライベートな空間においては『私』という発言をする自由があります。
履き違えている方もいらっしゃるようなので、義務教育が終わっているような年齢でしたら、公私の区別をしてください。
政治不信があるようなのでしたら、きちんと法律に則り、権利を行使しましょう。
署名運動もあります。
18歳以上で選挙権があるようなきちんと選挙に行くのも大切です。
あるいは自ら政治家になっても良いかもしれません。
25歳以上であれば『被選挙権』があります。
世の中を変えたいのなら、自分の手でやるべきです。
一つもしないで、文句を言うのはお門違いです。